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被
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かつぎ
ふりがな文庫
“
被
(
かつぎ
)” の例文
午食前
(
ひるめしまえ
)
に、夫妻鶴子ピンを連れて田圃に
摘草
(
つみくさ
)
に出た。田の
畔
(
くろ
)
の猫柳が
絹毛
(
きぬげ
)
の
被
(
かつぎ
)
を脱いで
黄
(
きい
)
ろい花になった。
路傍
(
みちばた
)
の
草木瓜
(
くさぼけ
)
の
蕾
(
つぼみ
)
が
朱
(
あけ
)
にふくれた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
古藤は例の厚い理想の
被
(
かつぎ
)
の下から、深く隠された感情が時々きらきらとひらめくような目を、少し
物惰
(
ものたる
)
げに大きく見開いて葉子の顔をつれづれと見やった。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
一たびも日金が
颪
(
おろ
)
さず、十四五年にも覚えぬという
温暖
(
あたたか
)
さ、年の内に七分咲で、名所の梅は花盛り、紅梅もちらほら交って、何屋、何楼、娘ある
温泉宿
(
ゆやど
)
の蔵には、
雛
(
ひな
)
が吉野紙の
被
(
かつぎ
)
を透かして、あの
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
被
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
“被”を含む語句
被仰
頬被
引被
被衣
被布
上被
被居
法被
被入
被物
頭被
被来
被下
蔽被
面被
外被
押被
被遊
打被
被存候
...