トップ
>
蝋燭
>
らうそく
ふりがな文庫
“
蝋燭
(
らうそく
)” の例文
わたくしが光照院の墓の文字を讀んでゐるうちに、日は
漸
(
やうや
)
く暮れむとした。わたくしのために香華を墓に供へた
媼
(
おうな
)
は、「
蝋燭
(
らうそく
)
を
點
(
とぼ
)
してまゐりませうか」
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
米味噌
醤油
(
しやうゆ
)
鰹節
(
かつをぶし
)
茶
(
ちや
)
蝋燭
(
らうそく
)
までをも
用意
(
ようい
)
して
従者
(
ずさ
)
にもたせて立いでしは文政十一年九月八日の事なりき。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
提灯の
蝋燭
(
らうそく
)
が燃え盡くさずに消してあつたと聽いた時から、俺は番頭が怪しいと思つたよ。そんな切羽詰つた時にも火の用心を忘れないのは、よく氣の付く女房か、賢い番頭に限ることさ。
銭形平次捕物控:127 彌惣の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
不用意
(
ふようい
)
に
入
(
い
)
ると
窒息
(
ちつそく
)
して
死
(
し
)
ぬ
恐
(
おそ
)
れがあるので、
先
(
ま
)
づ
蝋燭
(
らうそく
)
の
火
(
ひ
)
をさし
入
(
い
)
れる
必用
(
ひつよう
)
がある。
人足
(
にんそく
)
が
一人
(
ひとり
)
進
(
すゝ
)
んで、
穴
(
あな
)
の
中
(
なか
)
に
片手
(
かたて
)
の
火
(
ひ
)
をさし
入
(
い
)
れると、
火
(
ひ
)
は
次第
(
しだい
)
に
小
(
ちいさ
)
く
成
(
な
)
つて、
後
(
のち
)
には、ふツと
消
(
き
)
えた。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
“蝋燭(ろうそく)”の解説
ろうそく(漢字表記:蝋燭あるいは蠟燭「蝋燭」は簡易慣用字体で、正字は「蠟燭」、en: candle キャンドル)は、綿糸などの糸あるいはイグサ(灯芯草)をにして、その周囲に円柱状に蝋(ろう)を固めて成型した灯火用具。ロウソク、ローソクとも。
(出典:Wikipedia)
蝋
漢検準1級
部首:⾍
14画
燭
漢検準1級
部首:⽕
17画
“蝋燭”で始まる語句
蝋燭屋
蝋燭立
蝋燭代
蝋燭火
蝋燭位
蝋燭台
蝋燭岩
蝋燭持
蝋燭焼
蝋燭瘡