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蔑
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ないが
ふりがな文庫
“
蔑
(
ないが
)” の例文
沮喪
(
そそう
)
した家中のものと共に、生きもしよう死にもしようと、両肌を脱いだ彼の決意を
蔑
(
ないが
)
しろにすることは出来なかった。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
一人彼是申
拒
(
こば
)
むは重役を
蔑
(
ないが
)
しろに致す
所行
(
しよぎやう
)
殊
(
こと
)
に再吟味は天下の
大法
(
たいはふ
)
に
背
(
そむ
)
く
間
(
あひだ
)
相成ぬとの上意なりと
嚴重
(
げんぢう
)
にこそ申渡しける越前守は
發
(
はつ
)
とばかり御受を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ことに、こんな晴れの場所において、能登守に主人面に振舞われることは、自らの存在を
蔑
(
ないが
)
しろにされたように侮辱を感じて、それが一層、憎悪に変ずるのであります。
大菩薩峠:14 お銀様の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
平次、御奉行
朝倉石見守
(
あさくらいはみのかみ
)
樣から
嚴
(
きつ
)
い御達しだ、——近頃府内を騷がす盜賊、盜んだ品を返せば罪はないやうなものではあるが、あまりと言へばお上の御威光を
蔑
(
ないが
)
しろにする仕打だ。
銭形平次捕物控:003 大盗懺悔
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
其方儀
(
そのはうぎ
)
天一坊へ
一味
(
いちみ
)
致し
謀計
(
ぼうけい
)
虚言
(
きよげん
)
を以て百姓町人を
欺
(
あざむ
)
き金銀を掠取り衣食住に
侈奢
(
おごり
)
身の程をも
辨
(
わきま
)
へず上を
蔑
(
ないが
)
しろに致たる段重々不屆に付死罪申付る
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
其方儀
(
そのはうぎ
)
天一坊
身分
(
みぶん
)
聢
(
しか
)
と
相糺
(
あひたゞ
)
さず百姓町人を欺き金銀を
掠取
(
かすめと
)
り候段
上
(
かみ
)
を
蔑
(
ないが
)
しろに致し重々不屆に
付
(
つき
)
遠島
(
ゑんたう
)
申付る(八丈島)
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
蔑
常用漢字
中学
部首:⾋
14画
“蔑”を含む語句
蔑視
軽蔑
侮蔑
輕蔑
蔑如
冷蔑
嘲蔑
御蔑
侮蔑的
蔑称
大軽蔑
蔑意
蔑侮
御軽蔑
衆人蔑視
見蔑
賤蔑
軽蔑感
軽蔑者
卑蔑