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萬代
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よろづよ
ふりがな文庫
“
萬代
(
よろづよ
)” の例文
新字:
万代
思へば
風前
(
ふうぜん
)
の
燈
(
ともしび
)
に似たる平家の運命かな。一門
上下
(
しやうか
)
花
(
はな
)
に
醉
(
ゑ
)
ひ、月に
興
(
きやう
)
じ、
明日
(
あす
)
にも
覺
(
さ
)
めなんず榮華の夢に、
萬代
(
よろづよ
)
かけて行末祝ふ、武運の程ぞ淺ましや。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
われ/\は
拾遺集
(
しゅういしゅう
)
巻五賀の部所載源公忠の、「
萬代
(
よろづよ
)
もなほこそあかね」の歌の詞書に依って、権中納言敦忠が母のために
賀筵
(
がえん
)
を設けたことがあるのを知り
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
松
萬代
(
よろづよ
)
の
音
(
ね
)
に響く
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
世の
果
(
はて
)
は
何處
(
いづこ
)
とも知らざれば、
亡
(
な
)
き人の
碑
(
しるし
)
にも
萬代
(
よろづよ
)
かけし小松殿内府の
墳墓
(
ふんぼ
)
、見上ぐるばかりの石の面に彫り刻みたる淨蓮大禪門の五字、
金泥
(
きんでい
)
の
色
(
いろ
)
洗
(
あら
)
ひし如く猶ほ
鮮
(
あざやか
)
なり。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
萬
部首:⾋
12画
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“萬”で始まる語句
萬
萬一
萬事
萬物
萬歳
萬屋
萬端
萬筋
萬燈
萬年青