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苦
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あ
ふりがな文庫
“
苦
(
あ
)” の例文
水を
打懸
(
ぶっか
)
けるぞ。「
啖
(
くら
)
い附くぞ。「
苦
(
あ
)
、痛、ほんとに
啖
(
くい
)
ついたな。この
狂女
(
きちがい
)
め、と振払う、むしゃぶりつくを突飛ばす。がたぴしという物音は皿鉢飛んだ
騒動
(
さわぎ
)
なり。 ...
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
買いたるは手品師にて、
観世物
(
みせもの
)
の
磔
(
はりつけ
)
にするなりき。
身体
(
からだ
)
は利かでも
可
(
よ
)
し、
槍
(
やり
)
にて突く時、手と足
掙
(
もが
)
きて、
苦
(
あ
)
と苦痛の声絞らするまでなれば。これにぞ銀六の泣きしなる。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と急所を取って突廻せば、鉄蔵は虫の
呼吸
(
いき
)
、「
姉
(
あね
)
え、御免ねえ、
苦
(
あ
)
、
苦
(
あ
)
、放してくんねえてば、苦しい、むむ。」と苦み
掙
(
もが
)
くを煙管の乱打、「死ぬる死ぬる。」と
呻
(
うめ
)
き叫ぶを殺しかねざる気色なり。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
苦
(
あ
)
ッ」
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“苦”の意味
《名詞》
(ク)苦しいこと、辛いこと
(出典:Wiktionary)
“苦(苦(仏教))”の解説
仏教における苦(く、pi: dukkha、sa: दुःख, duḥkha、蔵: )とは、苦しみや悩み、精神や肉体を悩ませる状態を指す。対義語は楽。
仏教は無常、苦、無我の3つで三相を形成する。四諦の4つすべては苦に関する真理である。仏教は、この苦の滅尽をめざす学問体系である。
(出典:Wikipedia)
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
“苦”を含む語句
苦力
苦笑
苦悩
苦悶
苦痛
辛苦
苦情
苦慮
苦患
苦勞
心苦
苦汁
困苦
労苦
苦衷
滅茶苦茶
苦味
苦行
苦役
苦難
...