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船着
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ふなつ
ふりがな文庫
“
船着
(
ふなつ
)” の例文
小父
(
おじ
)
さんが、ああして、
薬
(
くすり
)
の
箱
(
はこ
)
を
負
(
おぶ
)
って、
諸国
(
しょこく
)
を
歩
(
ある
)
いていた
時分
(
じぶん
)
に、もっと
南
(
みなみ
)
の
船着
(
ふなつ
)
き
場
(
ば
)
で、
外国
(
がいこく
)
から
渡
(
わた
)
ってきた、
草
(
くさ
)
の
種子
(
たね
)
を
手
(
て
)
にいれました。
二番めの娘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こいつは毎日、
酒桶
(
さかおけ
)
を
担
(
にな
)
って、揚子江の
船着
(
ふなつ
)
きという船着きを売り歩いておりますから、およそ船頭仲間のことなら何でも耳にしておりますでな
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
きっと
船着
(
ふなつ
)
き
場
(
ば
)
の
町
(
まち
)
へ、おまえを
売
(
う
)
るつもりだったろう。なんにしても、
早
(
はや
)
くこの
町
(
まち
)
から
逃
(
に
)
げ
出
(
だ
)
さなければいけない。
生きた人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
汽船
(
きせん
)
が、
港
(
みなと
)
に
着
(
つ
)
くと、
人々
(
ひとびと
)
は、
陸
(
りく
)
を
見物
(
けんぶつ
)
するために、あがったのです。
父親
(
ちちおや
)
も、ぶらぶらと
歩
(
ある
)
いてみました。どこの
船着
(
ふなつ
)
き
場
(
ば
)
も、そうであるように、
街
(
まち
)
はにぎやかでした。
酒場
(
さかば
)
もあれば、
宿屋
(
やどや
)
もある。
お父さんの見た人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
“船着”で始まる語句
船着場
船着山