“船着場”の読み方と例文
読み方割合
ふなつきば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初代や、お前は私達夫婦が若かった時分、大阪の川口かわぐちという船着場ふなつきばで、拾って来て、たんせいをして育て上げた子なのだよ。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ほどなく兵馬の姿は大湊の町の船着場ふなつきばへ現われました。あの場ではお絹を怒らせて袖を振り切ってここへ来てしまいました。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
町の人は、三人四人と組んで自警団じけいだんをつくり、鉄砲てっぽうやこんぼうをもって警戒けいかいにあたった。みなと船着場ふなつきば汽車きしゃ停車場ていしゃば、おもだった道の出入り口。