“ふなつきば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
船着場72.7%
繋船場9.1%
舟着場9.1%
船繋場9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほどなく兵馬の姿は大湊の町の船着場ふなつきばへ現われました。あの場ではお絹を怒らせて袖を振り切ってここへ来てしまいました。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
建てこんだ凡ての市街と、群衆に埋まる繋船場ふなつきばと道路とを越えて
運命と人 (新字旧仮名) / 有島武郎(著)
その日おそくなってから、舟着場ふなつきばで、オーラの足あとが見つかりました。そして、みんなは、いつも岸にあった水びたしの古い小舟こぶねがなくなっているのに気がつきました。
出島でじまに近い船繋場ふなつきばには、和船に混って黒塗三本マスト阿蘭陀オランダ船や、ともの上った寧波ニンパオ船が幾艘となく碇泊し、赤白青の阿蘭陀オランダの国旗や黄龍旗こうりゅうき飜々ひらひらと微風になびいている。