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膏
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こう
ふりがな文庫
“
膏
(
こう
)” の例文
蟀谷
(
こめかみ
)
のところへ紫色の頭痛
膏
(
こう
)
なんぞを
貼
(
は
)
って、うるんだ目付をして、物を思うような様子をして、へえ前の
処女
(
おぼこ
)
らしいところは
少許
(
ちっと
)
もなかった。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
『血どめだの、陣中
膏
(
こう
)
だの、
種々
(
いろいろ
)
な
薬種
(
くすり
)
を持っちゃあ、方々の御陣所の御用を聞いてまわるのさ。生命がけの商売だよ』
篝火の女
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
じつに、ひどい
苺果痘
(
フラムベジア
)
にかかっていたのです。僕は、なにより可愛想になってきて、さっそく皮膚に水銀
膏
(
こう
)
をなすってやると、大分落ちついてきました。
人外魔境:01 有尾人
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
お艶が、ふん! とそっぽを向くと、こめかみに貼った頭痛
膏
(
こう
)
が、これ見よがしに栄三郎の眼にはいる。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
肩のあんま
膏
(
こう
)
を見せて、たすきがけでお釜の中のしめ糊を
掻
(
か
)
き廻していた。
旧聞日本橋:03 蕎麦屋の利久
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
「今はしようないで、××
膏
(
こう
)
をつけてくくっとこうよ」
城のある町にて
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
吸出し
膏
(
こう
)
ともいうべき物か。まっ黒な
練薬
(
ねりぐすり
)
の
貼布
(
てんぷ
)
。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
膏
漢検準1級
部首:⾁
14画
“膏”を含む語句
膏薬
膏血
膏薬売
雪花石膏
石膏
絆創膏
膏藥
膏肓
頭痛膏
二股膏薬
発泡膏
万能膏
病膏肓
無二膏
膏気
膏腴
膏脂
石膏細工
膏盲
白膏
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