腹立はらたゝ)” の例文
ぎしりするほど腹立はらたゝしく、此老婆このばゞはりたほすにことけれど、たゞならぬ美尾みを心痛しんつういてはにまでおよぼすべき大事だいじむねをさすりて、わたしとても男子おとこはし御座ござりますれば
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それがつひどくにてひたるなれど、こゝろはらば二とははじ、そなたすてられてなにとしてかにはつべき、こゝろおさなければにあまることもらん、腹立はらたゝしきこともさはならんが
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)