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腕
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て
ふりがな文庫
“
腕
(
て
)” の例文
私は説明を続けようとしてふと若い男の方を見ると、彼は自席のところに
倚
(
よ
)
りかかって窓の外へ
腕
(
て
)
をぶら
垂
(
さ
)
げたまま、真蒼な顔をしていた。
ペルゴレーズ街の殺人事件
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
「やい、みんな来い、こいつ何とか今、オツな名乗りをあげやがったぜ。おれたちを相手に抜く気らしい。ひとつお
腕
(
て
)
のうちを見物としようじゃねえか」
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
磯五は、
腕
(
て
)
の苦痛を訴えて、うなっていた。しきりに、はっはっと息をして、草の中に顔をしずめた。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
卓上電話に伸びた花房一郎の
腕
(
て
)
へ、砕かれた大輪の花のように、
身体
(
からだ
)
ごと縋り付いた花枝は
女記者の役割
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
籃を
腕
(
て
)
にして垣の中に
花守
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
▼ もっと見る
「江戸へ帰ったら、生不動の縄張を譲って、一方の親分株を持たせるから、一つ俺たちに
腕
(
て
)
を貸してくんねえか」
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼はその勘定を支払って、別に四銭のチップを女中にくれて、それから盲に
腕
(
て
)
を貸した。
幻想
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
おみつが
庇
(
かば
)
おうとする。おみつを打とうと藤吉が
腕
(
て
)
を振り上げると
釘抜藤吉捕物覚書:03 三つの足跡
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「ははは。しぶとい自慢よの。——どれほどな
腕
(
て
)
なみになったか、いずれみてやるぞ」
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これで見ると津賀閑山、いっぱしの
腕
(
て
)
のきく小悪党らしい。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“腕”の意味
《名詞》
(うで)ひじと手首との間。
(うで)意味1より転じて、肩と手首の間の総称。
(うで)わざまえ。技量。
(うで)力。
(うで)腕木。
(出典:Wiktionary)
“腕”の解説
腕(うで、かいな)とは、人間の肩から手までの部分のこと。
人間の腕は医学的には、上肢(じょうし)と呼ばれる事が多い。腕は肘を境に、肩に近い方を上腕(じょうわん)、手の方を前腕(ぜんわん)という。
(出典:Wikipedia)
腕
常用漢字
中学
部首:⾁
12画
“腕”を含む語句
手腕
両腕
腕力
腕節
腕前
腕利
腕拱
小腕
双腕
左腕
御腕
腕車
腕組
右腕
腕白盛
腕椅子
利腕
凄腕
腕木
腕時計
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