“肩裾”の読み方と例文
読み方割合
かたすそ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肩裾かたすそと称して、芝居で見る熨斗目のしめの着物などとは反対に、わざわざ肩と裾の部分を縫取ぬいとりして丈夫にしたのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
もつとかれまへにもくるまつゞいた。爾時そのときはしうへをひら/\肩裾かたすそうすく、月下げつか入亂いりみだれて對岸たいがんわたつた四五にんかげえた。其等それら徒歩かちで、はやめに宴會えんくわいした連中れんぢう
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)