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経蔵
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きょうぞう
ふりがな文庫
“
経蔵
(
きょうぞう
)” の例文
旧字:
經藏
なお大仏殿のうしろには、大講堂を初め、三面僧房、
経蔵
(
きょうぞう
)
、
鐘楼
(
しょうろう
)
、
食堂
(
じきどう
)
の類が立ち並んでいる。講堂、食堂などは、十一間六面の大建築である。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
彦右衛門が手招きして、
庫裡
(
くり
)
の一室へ連れて行った。
塗籠
(
ぬりごめ
)
の
経蔵
(
きょうぞう
)
である。ゆっくり
寝
(
やす
)
むがよいと
宥
(
いたわ
)
って、男を中へ導くと、彦右衛門は外から
錠
(
じょう
)
を
卸
(
おろ
)
してしまった。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いや、本所は石原の利助親分の縄張内だ、大急ぎで家へ帰って、どこまでもお品さんが思い付いた事にして、原庭の
大法寺
(
だいほうじ
)
〈あの無住になっている荒寺〉の
経蔵
(
きょうぞう
)
に手を
銭形平次捕物控:014 たぬき囃子
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
続いて
経蔵
(
きょうぞう
)
、
弁財天
(
べんざいてん
)
と言う順序である。
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼の念願は、興福寺の
経蔵
(
きょうぞう
)
のうちにあった。許しをうけて、その
大蔵
(
だいぞう
)
の暗闇にはいった範宴は、日も見ず、月も仰がず、
一穂
(
いっすい
)
の
燈
(
とも
)
し
灯
(
び
)
をそばにおいて、大部な
一切経
(
いっさいきょう
)
に眼をさらし始めたのである。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
さて
経蔵
(
きょうぞう
)
を見よ。また
弥
(
いや
)
が上に
可懐
(
なつかし
)
い。
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“経蔵”の意味
《名詞》
三蔵の一つで、仏陀が説いた経文の総称。
大蔵一切経を納めた堂宇。
(出典:Wiktionary)
“経蔵”の解説
経蔵(きょうぞう、pi: Sutta pitaka(スッタ・ピタカ)、sa: Sutra pitaka(スートラ・ピタカ))とは、仏教の聖典(仏典・三蔵)の一部であり、釈迦の教説である経(pi: Sutta(スッタ)、sa: Sutra(スートラ))をまとめたもの。
(出典:Wikipedia)
経
常用漢字
小5
部首:⽷
11画
蔵
常用漢字
小6
部首:⾋
15画
“経”で始まる語句
経
経緯
経験
経帷子
経文
経綸
経師屋
経机
経過
経書