“経蔵”の読み方と例文
旧字:經藏
読み方割合
きょうぞう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なお大仏殿のうしろには、大講堂を初め、三面僧房、経蔵きょうぞう鐘楼しょうろう食堂じきどうの類が立ち並んでいる。講堂、食堂などは、十一間六面の大建築である。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
彦右衛門が手招きして、庫裡くりの一室へ連れて行った。塗籠ぬりごめ経蔵きょうぞうである。ゆっくりやすむがよいといたわって、男を中へ導くと、彦右衛門は外からじょうおろしてしまった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いや、本所は石原の利助親分の縄張内だ、大急ぎで家へ帰って、どこまでもお品さんが思い付いた事にして、原庭の大法寺だいほうじ〈あの無住になっている荒寺〉の経蔵きょうぞうに手を