きゅう)” の例文
けれども先生が行ってしまうと、僕は僕のきゅうで一番大きな、そしてよく出来る生徒に「ちょっとこっちにおで」とひじの所をつかまれていました。
一房の葡萄 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
けれど、どこの学校がっこうのどのきゅうにでも、たいてい二、三にんは、いじのわる乱暴者らんぼうものがいるものです。
どこで笛吹く (新字新仮名) / 小川未明(著)
光治こうじきゅうにも、やはり木島きじまとか梅沢うめざわとか小山こやまとかいう乱暴らんぼうのいじ悪者わるものがいて、いつもかれらはいっしょになって、自分じぶんらのいうことにしたがわないものをいじめたり、かせたりするのでありました。
どこで笛吹く (新字新仮名) / 小川未明(著)