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紅雀
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べにすずめ
ふりがな文庫
“
紅雀
(
べにすずめ
)” の例文
そしてたいせつに
紅雀
(
べにすずめ
)
のむな毛につつんで、今まで
兎
(
うさぎ
)
の遠めがねを入れておいた
瑪瑙
(
めのう
)
の
箱
(
はこ
)
にしまってお母さんにあずけました。そして外に出ました。
貝の火
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
紅雀
(
べにすずめ
)
も及ばないほどの軽さで、ばたばたさせたり、半分は地上を、半分は空中をといった風に、一体飛んでいるのか駆けているのか分らないような走り方で
ワンダ・ブック――少年・少女のために――
(新字新仮名)
/
ナサニエル・ホーソーン
(著)
けれど出窓のところに
紅雀
(
べにすずめ
)
がいたり、垣根のわきに
日輪草
(
ひまわり
)
が咲いていたりすると、きっと立止って、珍らしそうに眺めたり、手に触れるものは、きっと触って見るのでした。
誰が・何時・何処で・何をした
(新字新仮名)
/
竹久夢二
(著)
童話的な「
紅雀
(
べにすずめ
)
」に対照すると「泉」は比較にならぬほど複雑で深刻な事件とその心理とを題材として取扱っているから、もし成効すれば芸術的に高級なものになり得るはずであるが
映画雑感(Ⅵ)
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
細引
(
ほそびき
)
の麻縄で
棒杭
(
ぼうぐい
)
に
結
(
ゆわ
)
えつけてあるので、あの、
湿地茸
(
しめじたけ
)
が、腰弁当の握飯を半分
与
(
や
)
ったり、坊ちゃんだの、
乳母
(
ばあや
)
だのが、
袂
(
たもと
)
の菓子を分けて与ったり、
紅
(
あか
)
い着物を着ている、みいちゃんの
紅雀
(
べにすずめ
)
だの
化鳥
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
しかし
猶
(
なお
)
好く見ているうちに、沈んだ強い色で小さい体を彩られている
紅雀
(
べにすずめ
)
が末造の目を引いた。末造はふいとあれを買って持って往って、お玉に飼わせて置いたら、さぞふさわしかろうと感じた。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
紅雀
(
べにすずめ
)
が鳴きしきる。
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ホモイはごはんがすんでから、玉へ百
遍
(
ぺん
)
息
(
いき
)
をふきかけ、それから百
遍
(
ぺん
)
紅雀
(
べにすずめ
)
の毛でみがきました。
貝の火
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「なあに、すぐ
除
(
と
)
れるよ。黄色の火なんか、かえって今までよりよけい
燃
(
も
)
えているくらいだ。どれ、
紅雀
(
べにすずめ
)
の毛を少しおくれ」そしてお父さんは
熱心
(
ねっしん
)
にみがきはじめました。
貝の火
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“紅雀(ベニスズメ)”の解説
ベニスズメ(紅雀、学名:Amandava amandava)は、スズメ目カエデチョウ科の鳥である。
(出典:Wikipedia)
紅
常用漢字
小6
部首:⽷
9画
雀
漢検準1級
部首:⾫
11画
“紅”で始まる語句
紅
紅葉
紅蓮
紅絹
紅玉
紅色
紅白粉
紅梅
紅殻
紅味