トップ
>
筒
>
とう
ふりがな文庫
“
筒
(
とう
)” の例文
こう
仰有
(
おっしゃ
)
って若殿様は、じっと父上の御顔を御見つめになりました。が、大殿様はまるでその御声が聞えないように勢いよく
筒
(
とう
)
を振りながら
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「そりゃ惜しいわね。いつか一度はきっと行かなくちゃだめよ。でも、ほんとに加減が悪そうだこと。わたしの頭痛
筒
(
とう
)
を貸して上げましょうか。」
小フリイデマン氏
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
川崎備寛
(
かはさきびくわん
)
、
長尾克
(
ながをこく
)
などの
面面
(
めんめん
)
で、一
筒
(
とう
)
二
筒
(
とう
)
を一
丸
(
まる
)
二
丸
(
まる
)
、一
索
(
さう
)
二
索
(
さう
)
を一
竹
(
たけ
)
二
竹
(
たけ
)
といふ
風
(
ふう
)
に
呼
(
よ
)
び、
三元牌
(
サンウエンパイ
)
を
碰
(
ポン
)
されたあと
殘
(
のこ
)
りの一
枚
(
まい
)
を
捨
(
す
)
てると、それが
槓
(
カン
)
になり
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
「両陛下が御安泰にいらせられるなら旗をふって合図をされたい」としたためたかきつけと、東京方面の事情を
上奏
(
じょうそう
)
する書面を入れた報告
筒
(
とう
)
を投下し、胸をとどろかせてまっていると
大震火災記
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
社へ電報をかけるのに、手が
戦
(
わなな
)
いて字が書けなかったそうである。医師は追っかけ追っかけ注射を試みたそうである。後から森成さんにその数を聞いたら、十六
筒
(
とう
)
までは覚えていますと答えた。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“筒”の意味
《名詞》
(つつ)柱状で長軸方向に中空であるもの。
(出典:Wiktionary)
“筒”の解説
筒(つつ)とは、細長い棒状の物体で、中心がくり抜かれているもの。類義語にパイプ、チューブ、管などがあるが、それぞれ指す対象が僅かに異なり、筒といった場合には通常、比較的剛性が高く、自由な変形はしないものをさす。
(出典:Wikipedia)
筒
常用漢字
中学
部首:⽵
12画
“筒”を含む語句
筒袖
煙筒
竹筒
喞筒
吸筒
烟筒
一筒
筒口
井筒
円筒
筒服
筆筒
吹筒
筒切
筒抜
大筒
煙管筒
筒井
花筒
筒先
...