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窮
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つま
ふりがな文庫
“
窮
(
つま
)” の例文
とは言ひかけたが、是にも
窮
(
つま
)
つた。如何してもこの髮の白い人に向つて、私は詩人になるのです、小説家になるのです、とは言ひ得なかつた。
古い村
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
私は金に
窮
(
つま
)
つて心中なんぞを為た、と人に
嗤
(
わらわ
)
れましても、
情婦
(
をんな
)
の体を売つたお陰で、やうやう
那奴
(
あいつ
)
等は助つてゐるのだ、と一生涯言れますのは
不好
(
いや
)
で御座います。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
と
窮
(
つま
)
るをまた追つ掛け、
汝
(
きさま
)
を心に立てやうか乃至それでも不足か、と烈しく突かれて度を失ふ傍にて女房が気もわくせき、親方様の御異見に何故まあ早く付かれぬ、と責むるが如く恨みわび
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
彼は銀子との結婚について父の
諒解
(
りょうかい
)
を得たいと思い、遊びすぎて金にも
窮
(
つま
)
っていたので、手術料などで相当の
収入
(
みいり
)
がありそうに見えても、いざ結婚となると少し
纏
(
まと
)
まった金も必要なのだったが
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
と
窮
(
つま
)
るをまた追っかけ、汝を心に立てようか
乃至
(
ないし
)
それでも不足か、と
烈
(
はげ
)
しく突かれて度を失う
傍
(
そば
)
にて女房が気もわくせき、親方様の御異見になぜまあ早く付かれぬ、と責むるがごとく恨みわび
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
窮
常用漢字
中学
部首:⽳
15画
“窮”を含む語句
窮屈
貧窮
窮迫
無窮
窮鳥
窮地
窮乏
窮窟
窮境
窮命
見窮
窮理
困窮
窮措大
貧窮者
御窮屈
窮々
窮鬼
窮鼠
追窮
...