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窮
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せま
一四九身禊して
一五〇厭符をも
戴き給へと、いざなひて陰陽師の許にゆき、はじめより
詳にかたりて此の
占をもとむ。陰陽師
占べ
考へていふ。
災すでに
一五一窮りて
易からず。
一一九応保の夏は
美福門院が
命を
窮り、
長寛の春は
一二〇忠通を
祟りて、
朕も其の秋世をさりしかど、
猶一二一嗔火熾にして
尽きざるままに、
終に大魔王となりて、三百余類の
巨魁となる。
八六胸窮り
堪へがたげに、
八七さむれば常にかはるともなし。