トップ
>
相識
>
さうしき
ふりがな文庫
“
相識
(
さうしき
)” の例文
或は我を識り給ふ
期
(
ご
)
あらんも知るべからず。おん身は知らぬ大都會に往き給ふといへば、かしこにて一度我家におとづれ、我夫と
相識
(
さうしき
)
になり給はんかた宜しからん。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
予は最近数ヶ月に
亘
(
わた
)
りて、不眠症の為に苦しみつつありと
雖
(
いへど
)
も、予が意識は明白にして、
且
(
かつ
)
極めて鋭敏なり。若し卿等にして、予が二十年来の
相識
(
さうしき
)
たるを想起せんか。
開化の殺人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
其
(
そ
)
の
前年
(
ぜんねん
)
の八
月
(
ぐわつ
)
、
英堂和尚
(
えいだうをしやう
)
が
南都
(
なんと
)
西大寺
(
せいだいじ
)
から
多田院
(
ただのゐん
)
への
歸
(
かへ
)
りがけに、
疝氣
(
せんき
)
に
惱
(
なや
)
んで、
玄竹
(
げんちく
)
の
診察
(
しんさつ
)
を
受
(
う
)
けたことがあるので、一
度
(
ど
)
きりではあるが、
玄竹
(
げんちく
)
は
英堂和尚
(
えいだうをしやう
)
と
相識
(
さうしき
)
の
仲
(
なか
)
であつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
左近は四郎左衛門が三宅典膳の家で
相識
(
さうしき
)
になつた剣客である。左近方の裏には小さい酒屋があつた。四郎左衛門はそこで酒を一升買つて、其徳利を手に提げて、竹藪の中にある裏門から
這入
(
はひ
)
つた。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“相識”の意味
《名詞》
相 識(そうしき)
互いに相手を知っていること。その人。
(出典:Wiktionary)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
識
常用漢字
小5
部首:⾔
19画
“相”で始まる語句
相
相手
相違
相応
相好
相撲
相談
相槌
相貌
相模