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相弟子
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あいでし
ふりがな文庫
“
相弟子
(
あいでし
)” の例文
手前と
相弟子
(
あいでし
)
の
彼
(
あ
)
の
笠亭仙果
(
りゅうていせんか
)
がお供を致しまして御屋敷へ上っておりますから、私は今の
中
(
うち
)
一走
(
ひとはし
)
り御様子を見て参ろうかと思っていた処で御座ります。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
細川家に勝久の招かれたのは、
相弟子
(
あいでし
)
勝秀
(
かつひで
)
が紹介したのである。勝秀はかつて肥後国熊本までもこの家の人々に伴われて往ったことがあるそうである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「もとは同じ溝口藩のご祐筆、うちのご主人とはお
相弟子
(
あいでし
)
、ご先代松坂兵衛様のご門人でござります」
右門捕物帖:36 子持ちすずり
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
剣道は
卜伝
(
ぼくでん
)
の父
塚原土佐守
(
つかはらとさのかみ
)
の
直弟子
(
じきでし
)
。
相弟子
(
あいでし
)
の小太郎と同格といわれた腕、
槍
(
やり
)
は
天性
(
てんせい
)
得意とする
可児才蔵
(
かにさいぞう
)
が、それとは
似
(
に
)
もつかぬもち
竿
(
ざお
)
をかついで
頭巾
(
ずきん
)
に
袖
(
そで
)
なしの
鳥刺
(
とりさ
)
し姿。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
数馬と多門とは同門のうちでも、ちょうど腕前の
伯仲
(
はくちゅう
)
した
相弟子
(
あいでし
)
だったのでございまする。
三右衛門の罪
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
解かれ名実共に春琴の
手曳
(
てび
)
きとしてまた
相弟子
(
あいでし
)
として検校の家へ通うようになった。
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
仕方なしに昔しの
相弟子
(
あいでし
)
の店へ
寝泊
(
ねとま
)
りまでさせてもらって仕事をしているのだ。
六月
(新字新仮名)
/
相馬泰三
(著)
「ほ。……
相弟子
(
あいでし
)
だな」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
弟
常用漢字
小2
部首:⼸
7画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“相”で始まる語句
相
相手
相違
相応
相好
相撲
相談
相槌
相貌
相模