直径ちょっけい)” の例文
旧字:直徑
とうさんが奈良ならかねというのは、直径ちょっけいが二メートルぐらいあったそうだから、そんなのにくらべれば、ごんごろがねかねあかぼうにすぎない。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
二日の苦心さんたんの改造は、直径ちょっけい四メートル半、毎辺の長さ一メートル二十、面積およそ五十平方メートルの、八角形の大だこをつくりあげた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
直径ちょっけい七十センチばかりの、マンホールのふたのようなものが掘りあてられたのだ。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
千倍ぐらいになりますと、下のレンズの直径ちょっけい非常ひじょうに小さくなり、したがって視野しやに光があまりはいらなくなりますので、下のレンズをあぶらひたしてなるべく多くの光を入れてものが見えるようにします。
手紙 三 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
というかけ声とともに、直径ちょっけい四メートル半の大だこは、しずしずと、やみ夜の空にのぼりはじめた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
直径ちょっけいやく七十センチだから周囲しゅういは70cm×3.14=219.8cmというわけだ。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
沢のまん中に、直径ちょっけい三メートルもあると思われる金属球が、でんと腰をすえていた。表面はぴかぴかに光沢こうたくを放っている。十字にバンドがしてある。アイ・ボルトが何本かうちこんである。
三十年後の東京 (新字新仮名) / 海野十三(著)
下へゆくほど穴の直径ちょっけいは大きくなった。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)