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皮相
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ひそう
ふりがな文庫
“
皮相
(
ひそう
)” の例文
一平 だから今じゃむしろ一般の女性の外形上の言語や服装等の上には
皮相
(
ひそう
)
な
新
(
あたら
)
し
味
(
み
)
は非常にあるけど
新時代女性問答
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
用向きの
繁劇
(
はんげき
)
なるがために、三日父子の間に言葉を交えざるは珍しきことにあらず。たまたまその言を聞けば、
遽
(
にわか
)
に子供の挙動を
皮相
(
ひそう
)
してこれを
叱咤
(
しった
)
するに過ぎず。
教育の事
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
往きに一昼二夜、復えりに一昼夜、
皮相
(
ひそう
)
を
瞥見
(
べっけん
)
した札幌は、七年前に見た札幌とさして相違を見出す事が出来なかった。
耶蘇教
(
やそきょう
)
信者が八万の
都府
(
とふ
)
に八百からあると云う。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
ものすることいと
訝
(
いぶか
)
しきに似たりと
雖
(
いえど
)
もまた
退
(
しりぞ
)
いて考うれば
単
(
ひとえ
)
に
叟
(
おじ
)
の
述
(
のぶ
)
る所の深く人情の
髄
(
ずい
)
を
穿
(
うが
)
ちてよく
情合
(
じょうあい
)
を写せばなるべくたゞ人情の
皮相
(
ひそう
)
を写して死したるが如き文を
怪談牡丹灯籠:01 序
(新字新仮名)
/
坪内逍遥
(著)
けれど、これだけではまだ、秀吉の
本音
(
ほんね
)
としては、
皮相
(
ひそう
)
である。ここまでのことをいってしまえば、かれは必ず、次のことばを、そのあとに云い足したいとするであろう。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“皮相”の意味
《名詞》
表面。上辺。
上辺だけを見て判断するような浅はかなこと。
(出典:Wiktionary)
皮
常用漢字
小3
部首:⽪
5画
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
“皮”で始まる語句
皮
皮膚
皮肉
皮剥
皮革
皮切
皮癬
皮袋
皮嚢
皮衣