トップ
>
畏怖
>
おそれ
ふりがな文庫
“
畏怖
(
おそれ
)” の例文
「かれ
鉄
(
くろがね
)
の
器
(
うつわ
)
を避くれば
銅
(
あかがね
)
の弓これを
射
(
い
)
透
(
とお
)
す、ここにおいてこれをその身より抜けば
閃
(
ひらめ
)
く
簇
(
やじり
)
その
胆
(
きも
)
より
出
(
い
)
で来りて
畏怖
(
おそれ
)
これに臨む」
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
すると、再びあの苦悩が、しんしんと舞いもどってきて、彼女は、深い
畏怖
(
おそれ
)
に打たれた声で叫んだ。
紅毛傾城
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
流石
(
さすが
)
にお志保の居る側で、穢多といふ言葉が繰返された時は、丑松はもう顔色を変へて、自分で自分を制へることが出来なかつたのである。
怒気
(
いかり
)
と
畏怖
(
おそれ
)
とはかはる/″\丑松の
口唇
(
くちびる
)
に浮んだ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
忍び寄る影あり、
誰
(
た
)
そや、——
畏怖
(
おそれ
)
に
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
北
(
きた
)
に
面
(
むか
)
へるわが
畏怖
(
おそれ
)
の原の上に
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
不可思議の
畏怖
(
おそれ
)
に
染
(
し
)
みた落日が
ランボオ詩集
(新字旧仮名)
/
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
(著)
朱
(
しゆ
)
の
畏怖
(
おそれ
)
くわと
照
(
て
)
りひびく。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
暗転の前の
畏怖
(
おそれ
)
をもつて
傾ける殿堂
(新字旧仮名)
/
上里春生
(著)
「それ全能者の
箭
(
や
)
わが身に入りわが
魂
(
たましい
)
その毒を飲めり、神の
畏怖
(
おそれ
)
われを襲い攻む」
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
畏怖
(
おそれ
)
エミイル・ヴェルハアレン
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
苦惱
(
なやみ
)
と
畏怖
(
おそれ
)
の
双輪
(
もろわ
)
たかく響く
独絃哀歌
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
嗚呼今か
畏怖
(
おそれ
)
の極み
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
北に
面
(
むか
)
へるわが
畏怖
(
おそれ
)
の原の上に
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
畏怖
(
おそれ
)
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
畏
常用漢字
中学
部首:⽥
9画
怖
常用漢字
中学
部首:⼼
8画
“畏怖”で始まる語句
畏怖心
畏怖嫌厭