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由縁
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よし
ふりがな文庫
“
由縁
(
よし
)” の例文
親兄の
孝
(
つかへ
)
をもなさで、君が家の
二九九
羈
(
ほだし
)
ならんは
三〇〇
由縁
(
よし
)
なし。御
恵
(
めぐみ
)
いとかたじけなけれど、又も参りなんとて、紀の国に帰りける。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
由縁
(
よし
)
ある家の娘だったであろう、顔も姿も美しく、狂女になっても品さえあり、卑しいところがないのであるから。
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
父という仏も、察するに、
凡
(
ただ
)
の
田夫野人
(
でんぷやじん
)
ではなかろう。
由縁
(
よし
)
ある者の末にちがいはない。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
見れば昔し
由縁
(
よし
)
ある人なる可し親子の
立擧動
(
たちふるまひ
)
尋常
(
じんじやう
)
ならず親は
篤實
(
とくじつ
)
面
(
おもて
)
に
顯
(
あらは
)
れ娘は孝行
自然
(
しぜん
)
と知れまた容貌も
勝
(
すぐ
)
れたれば忠兵衞ほと/\
感心
(
かんしん
)
なし
主個
(
あるじ
)
の
方
(
かた
)
のうち向ひお見申せばお
宅樣
(
たくさま
)
はお二個
限
(
ぎり
)
にてお
孃樣
(
ぢやうさま
)
は
失禮
(
しつれい
)
ながら
美麗
(
うつくし
)
きお生れ
質
(
つき
)
にて御座りますが定めしお
婿樣
(
むこさま
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
おしとやかな物腰や上品な物の申し振りなど、いずれ
由縁
(
よし
)
あるお身の上とお察し申しておりました。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“由縁”の意味
《名詞》
(context、dated)関係。ゆかり。
由来。由緒。わけ。
(出典:Wiktionary)
由
常用漢字
小3
部首:⽥
5画
縁
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
“由”で始まる語句
由
由緒
由々
由来
由良
由利
由井
由旬
由比
由井正雪