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生擒
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せいきん
ふりがな文庫
“
生擒
(
せいきん
)” の例文
彼は果して
大拿翁
(
だいなおう
)
〔ナポレオン一世〕の如く、
敗衄
(
はいじく
)
のあまり、敵国に
生擒
(
せいきん
)
され、空しく
遠謫
(
えんたく
)
の最後を見るか、あるいは
然
(
しか
)
らずして、かかる不幸より
免
(
まぬか
)
るるを得るか。
列強環視の中心に在る日本
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
或時は村内の愛弟愛妹幾人となく引きつれて、夏の半ばの風和き夜な/\、
舟綱橋
(
ふなたばし
)
あたりに螢狩りしては、
団扇
(
うちは
)
の代理つとめさせられて数知れぬ
流螢
(
りうけい
)
を
生擒
(
せいきん
)
したる功労もこれにあり。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
途中
(
とちう
)
大なる
蝮蛇
(
まむし
)
の路傍に
蜿蜒
(
えん/\
)
たるあり、之を
逐
(
お
)
へば忽ち
叢中
(
さうちう
)
に
隠
(
かく
)
る、警察署の小使某
独
(
ひと
)
り叢中に
分
(
わ
)
け
入
(
い
)
り、
生擒
(
せいきん
)
して右手に
提
(
ひつさ
)
げ
来
(
きた
)
る、衆其
巧
(
たく
)
に
服
(
ふく
)
す、此に於て河岸に出でて火を
焚
(
た
)
き蝮の
皮
(
かわ
)
を
剥
(
は
)
ぎ
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
擒
漢検1級
部首:⼿
15画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死