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琴柱
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ことぢ
ふりがな文庫
“
琴柱
(
ことぢ
)” の例文
琴爪が糸のうへをさらさらころころとすべつてゆくのも、雲のやうなもくめのある胴のうへに雁の形の
琴柱
(
ことぢ
)
がちらばらに立つてるのもみな珍しく美しくみえた。
銀の匙
(新字旧仮名)
/
中勘助
(著)
手もふれぬ
琴柱
(
ことぢ
)
たふれてうらめしき音をたてわたる秋の夕かぜ
恋衣
(新字旧仮名)
/
山川登美子
、
増田雅子
、
与謝野晶子
(著)
琴柱
(
ことぢ
)
に
膠
(
にかは
)
して音を求むるの陋を免れぬのである。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
琴柱
(
ことぢ
)
にかかる夢の花。
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
その
緑
(
みどり
)
琴柱
(
ことぢ
)
にはして
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
象牙
(
ざうげ
)
の
琴柱
(
ことぢ
)
、その
傍
(
そば
)
に
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
お菊は
甚
(
いた
)
く氣の毒に思ひ我故に
斯
(
かく
)
成行
(
なりゆき
)
給ふなれば何卒
見繼
(
みつぎ
)
度思へども親に
養
(
やしな
)
はるゝ此身なる
故
(
ゆゑ
)
何事も心に
任
(
まか
)
せず是は僅なれども私しが
手道具
(
てだうぐ
)
なれば大事なし
賣
(
うり
)
てなりとも
旅籠
(
はたご
)
の入用母御の藥の
代
(
しろ
)
に
爲給
(
したま
)
へと
鼈甲
(
べつかふ
)
の
櫛
(
くし
)
と
琴柱
(
ことぢ
)
に
花菱
(
はなびし
)
の
紋付
(
もんつき
)
たる
後差
(
うしろざし
)
二本是は
價
(
あたひ
)
に構はず
調
(
とゝの
)
へし品なりとて吉三郎に渡しければ大いに悦び
其芳志
(
そのこゝろざし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ちる花に小雨ふる日の風ぬるしこの夕暮よ
琴柱
(
ことぢ
)
はづさむ
恋衣
(新字旧仮名)
/
山川登美子
、
増田雅子
、
与謝野晶子
(著)
平調の
琴柱
(
ことぢ
)
のくばり
晶子詩篇全集拾遺
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
“琴柱(
箏
)”の解説
箏(こと・そう)は、日本の伝統楽器(和楽器)の一つ。
一般的に、「箏(こと)」と呼ばれ、「琴(きん)」の字を当てることもあるが、「箏」と「琴」は別の楽器である。最大の違いは、箏は柱(じ)と呼ばれる可動式の支柱で弦の音程を調節するのに対し、琴は柱が無く、弦を押さえる場所で音程を決める。ただし、箏の柱(箏の駒)は「琴柱」とするのが一般的で(商品名も琴柱)、箏の台は琴台(きんだい)という。
(出典:Wikipedia)
琴
常用漢字
中学
部首:⽟
12画
柱
常用漢字
小3
部首:⽊
9画
“琴柱”で始まる語句
琴柱尾
琴柱形
琴柱窓