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ふりがな文庫
“
現
(
ウツ
)” の例文
九人は、完全に
現
(
ウツ
)
し世の庶民の心に、なり還つて居た。山の上は、昔語りするには、あまり寂しいことを忘れて居たのである。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
九人は、完全に
現
(
ウツ
)
し世の庶民の心に、なり還つて居た。山の上は、昔語りするには、あまり寂しいことを忘れて居たのである。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
九人は、完全に
現
(
ウツ
)
し
世
(
ヨ
)
の庶民の心に、なり還つて居た。山の上は、昔語りするには、あまり寂しいことを忘れて居たのである。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
唯うつとりと、塔の
下
(
モト
)
から近々と仰ぐ、二上山の山肌に、
現
(
ウツ
)
し
世
(
ヨ
)
の目からは見えぬ姿を
惟
(
オモ
)
ひ
觀
(
ミ
)
ようとして居るのであらう。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
唯うつとりと、塔の
下
(
モト
)
から近々と仰ぐ、二上山の山肌に、
現
(
ウツ
)
し
世
(
ヨ
)
の目からは見えぬ姿を
惟
(
オモ
)
ひ
觀
(
ミ
)
ようとして居るのであらう。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
唯うつとりと、塔の
下
(
モト
)
から近々と仰ぐ、二上山の山肌に、
現
(
ウツ
)
し
世
(
ヨ
)
の目からは見えぬ姿を
惟
(
オモ
)
ひ
観
(
ミ
)
ようとして居るのであらう。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
其と共に
現
(
ウツ
)
し身にとつては恐しいが、常にある親しみを持たれてゐると期待の出来る此
幽
(
カク
)
り
身
(
ミ
)
の人々が、恩寵の来訪をすると思ふ様になつたのである。
「とこよ」と「まれびと」と
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
さう思うた刹那、郎女の身は、大浪にうち
仆
(
タフ
)
される。浪に漂ふ身……衣もなく、
裳
(
モ
)
もない。抱き持つた等身の白玉と一つに、水の上に照り輝く
現
(
ウツ
)
し身。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
何やら我々には想像も出来ぬ理由があつて、日を祀る修道人が、
目眩
(
メクルメ
)
く光りに馴れて、
現
(
ウツ
)
し世の明を失つたと言ふ風の考へ方があつたものではないか知らん。
山越しの阿弥陀像の画因
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
何やら我々には想像も出來ぬ理由があつて、日を祀る修道人が、
目眩
(
メクルメ
)
く光りに馴れて、
現
(
ウツ
)
し世の明を失つたと言ふ風の考へ方があつたものではないか知らん。
山越しの阿弥陀像の画因
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
何やら我々には想像も出來ぬ理由があつて、日を祀る修道人が、
目眩
(
メクルメ
)
く光りに馴れて、
現
(
ウツ
)
し世の明を失つたと言ふ風の考へ方があつたものではないか知らん。
山越しの弥陀
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
神の純化が遂げられてゐなかつた頃の人々は、目に見えぬ力として、
現
(
ウツ
)
し
世
(
ヨ
)
の姿を消した人の霊をも、神と一列に幡もて、
招
(
ヲ
)
ぎよすべきものと信じたのである。
幣束から旗さし物へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
なごり惜しく過ぎ行く
現
(
ウツ
)
し世のさま/″\。郎女は、今目を閉ぢて、心に一つ/\收めこまうとして居る。ほのかに通り行き、
將
(
ハタ
)
著しくはためき過ぎたもの——。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
なごり惜しく過ぎ行く
現
(
ウツ
)
し世のさま/″\。郎女は、今目を閉ぢて、心に一つ/\收めこまうとして居る。ほのかに通り行き、
將
(
ハタ
)
著しくはためき過ぎたもの——。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
現
常用漢字
小5
部首:⽟
11画
“現”を含む語句
現象
現金
現世
現実
現在
現場
表現
現身
出現
顕現
現状
夢現
現今
現代
現實
隠現
実現
自然現象
現神
言現
...