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献納
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けんのう
ふりがな文庫
“
献納
(
けんのう
)” の例文
旧字:
獻納
僕
(
ぼく
)
たちの
学校
(
がっこう
)
の
門
(
もん
)
や
鉄柵
(
てつさく
)
も、もうとっくに
献納
(
けんのう
)
したのだから、
尼寺
(
あまでら
)
のごんごろ
鐘
(
がね
)
だって、お
国
(
くに
)
のために
献納
(
けんのう
)
したっていいのだと
思
(
おも
)
っていた。
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
東京市民が、
醵金
(
きょきん
)
をし合って
献納
(
けんのう
)
した十五機から成る東京愛国飛行隊は、どうしているであろうか。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
家畜
(
かちく
)
野菜
(
やさい
)
をもたらしてくる者、あるいは労力の奉仕を申しこむ若者もあり、なかにはしおらしくも、まずしい一家がよろこびの
餅
(
もち
)
をついて
献納
(
けんのう
)
するなど、人情の真美と
歓喜
(
かんき
)
のこえは
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それは一週間ばかり後に天子様が学校へご
臨幸
(
りんこう
)
下さる、その折に主人が
御前
(
ごぜん
)
で製作をしてご
覧
(
らん
)
に入れるよう、そしてその製品を
直
(
ただち
)
に、学校から
献納
(
けんのう
)
し、お持帰りいただくということだったのが
鵞鳥
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
きけばその
爺
(
じい
)
さんは
深谷
(
ふかだに
)
の
人
(
ひと
)
で、ごんごろ
鐘
(
がね
)
がこんど
献納
(
けんのう
)
されるときいて、お
別
(
わか
)
れに
来
(
き
)
たのだそうだ。
乳母車
(
うばぐるま
)
をおして
来
(
き
)
たのは
爺
(
じい
)
さんの
息子
(
むすこ
)
さんだった。
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
▼ もっと見る
第一、あっし達の
献納
(
けんのう
)
した愛国号の働きも、一向無いと見えて、この爆弾の落っこちることァ、どうです。防護隊というのがあるということだが、死人同様だァな、畜生
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ところで、このごんごろ
鐘
(
がね
)
を
献納
(
けんのう
)
するとなると、
僕
(
ぼく
)
はだいぶん
書
(
か
)
きとめておかねばならないことがあるのだ。
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
それに
俺等
(
わしら
)
が
献納
(
けんのう
)
した愛国号も百台ほどあるしサ、そこへもってきて、日本の軍人は強いぞ、
天子様
(
てんしさま
)
のいらっしゃるこの東京へなんぞ、一歩だって敵の飛行機を近付けるものか。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「あの、ぼくたちは、まあ、けんかやめた。きょうから、
軍隊
(
ぐんたい
)
に
献納
(
けんのう
)
する草をかります。終わりッ。」
草
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
「ぼくたちも、負けずに
献納
(
けんのう
)
の草をかろう。」ということに、相談がきまりました。
草
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
「また
献納
(
けんのう
)
の草をかろうね。」
草
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
“献納”の意味
《名詞》
献納(けんのう)
寺社や国などに金品を奉ること。
上に意見を奏上すること。
大納言の唐名。
(出典:Wiktionary)
献
常用漢字
中学
部首:⽝
13画
納
常用漢字
小6
部首:⽷
10画
“献納”で始まる語句
献納提灯