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片
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はし
ふりがな文庫
“
片
(
はし
)” の例文
人の子を瓦の
片
(
はし
)
のやうに思つて居るそんな人間を養つて置く広い
邸
(
やしき
)
や無用な塀の多い街を私は我子を置いて死に
得
(
う
)
る
処
(
ところ
)
とはよう思ひません。
遺書
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
草刈等はなお
倦
(
う
)
まず、怠らず、
撓
(
たゆ
)
まず、ここかしこと
索
(
もとむ
)
れども、金属は釘の
折
(
おれ
)
、
鉄葉
(
ブリキ
)
の
片
(
はし
)
もあらざりき。
金時計
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
けれどもそれと同時に若先生と私の膝の前に転がっている「あやかしの鼓」の胴が何でもない木の
片
(
はし
)
のように思われて来たのは、あとから考えても実に不思議であった。
あやかしの鼓
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
女王のは
木綿
(
ゆう
)
の
片
(
はし
)
に
源氏物語:10 榊
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
山蔭
(
やまかげ
)
の土に四
月
(
つき
)
も五
月
(
つき
)
もひつゝいて居る落葉のやうなものを着て居るのです。竹の棒やら、木の
片
(
はし
)
やらを皆持つて居て私等の足に近い所を叩いて居るのです。
私の生ひ立ち
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
“片”の解説
片(へん)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
“片”を含む語句
片端
一片
木片
片々
片方
紙片
破片
小片
片面
片側
片付
断片
岩片
阿片
布片
片附
砕片
頬片
片傍
片頬笑
...