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焦
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あ
ふりがな文庫
“
焦
(
あ
)” の例文
そういう
公算的
(
こうさんてき
)
射撃作戦は、どうも感心できないねえ。なぜ、そんなに
焦
(
あ
)
せるのであるか。もっと落着いて、命中しやすい方針をとってはどうか。
のろのろ砲弾の驚異:――金博士シリーズ・1――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
しまいにはボンヤリしてしまって、ワケのワカラナイ
泪
(
なみだ
)
ばかりがボロボロ落ちて来るんだ。コンナ事ではいけないと思って、
焦
(
あ
)
せれば焦せるほど筆がいう事を聞かなくなるんだ。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
うつくしきものを、いやが上に、うつくしくせんと
焦
(
あ
)
せるとき、うつくしきものはかえってその
度
(
ど
)
を減ずるが例である。人事についても満は損を招くとの
諺
(
ことわざ
)
はこれがためである。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
今度はお互にお互を
喰
(
く
)
らおうとしてもがき
焦
(
あ
)
せる——そなたとしては、今の場合、その二人をどこまでも争わせ、魂をも肉をも、現世で食い散らさせるのを眺めるのも一興じゃと思うがな。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
心
焦
(
あ
)
せるも双脚の骨筋今は堅からず
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
▼ もっと見る
彼はなにかの隙があったら、お千と一緒に住む家を、焼け残った牛込か芝かに求めたいものだと
焦
(
あ
)
せっていた。
棺桶の花嫁
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その五ヶ月の間を、妾はどんなに驚き、
焦
(
あ
)
せり
悶
(
もだ
)
えたかしれない。前には三人の双生児のことで思い悩んだ妾だったけれど、この度はそれどころではなかった。
三人の双生児
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
このままでは海底にドシンと
衝突
(
ぶつ
)
かるばかりだと思われた。清二は、界磁抵抗のハンドルを、全開の位置に保持したまま、早く元への命令が来ればよいがと、気を
焦
(
あ
)
せらせたのだった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「まあそう
焦
(
あ
)
せるな。あの手この手と、まだやることはたくさんある」
大使館の始末機関:――金博士シリーズ・7――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“焦”の解説
焦(しょう)は、西周時代の諸侯国。
『史記』周本紀によると周の武王は神農氏の末裔を焦(現在の河南省三門峡市陝州区)に封じたとある。
『竹書紀年』の記載によると、周の幽王七年(紀元前775年)焦は虢によって滅亡した。
(出典:Wikipedia)
焦
常用漢字
中学
部首:⽕
12画
“焦”を含む語句
焦燥
焦慮
焦躁
焦心
焦点
焦立
焦々
焦眉
焦土
焦熱
焼焦
焦死
黒焦
焦茶
日焦
焦茶色
焦臭
焦熱地獄
小焦
麦焦
...