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温
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あた
ふりがな文庫
“
温
(
あた
)” の例文
熱い灰の中で焼いた
蕎麦餅
(
そばもち
)
だ。
草鞋穿
(
わらじばき
)
で
焚火
(
たきび
)
に
温
(
あた
)
りながら、その「ハリコシ」を食い食い話すというが、この辺での
炉辺
(
ろばた
)
の楽しい
光景
(
ありさま
)
なのだ。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
必ずしもそれほど下品な
料簡
(
りょうけん
)
から出るとは限らないという推断もついて見ると、いったん
硬直
(
こうちょく
)
になった筋肉の底に、また
温
(
あた
)
たかい血が
通
(
かよ
)
い始めて、徳義に逆らう
吐気
(
むかつき
)
なしに
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
其等
(
それら
)
に半死の心臓を
温
(
あた
)
ためながら
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
僕は子がないから、自分の血を分けた
温
(
あた
)
たかい肉の
塊
(
かたま
)
りに対する
情
(
なさけ
)
は、今でも比較的薄いかも知れないが、自分を生んでくれた親を
懐
(
なつ
)
かしいと思う心はその
後
(
ご
)
だいぶ発達した。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
“温”を含む語句
温順
温和
温泉
温柔
温気
生温
微温
温暖
温習
温味
温雅
微温湯
温泉宿
温泉場
温厚
温室
温湯
温石
温突
温度
...