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清濁
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せいだく
ふりがな文庫
“
清濁
(
せいだく
)” の例文
清濁
(
せいだく
)
あわせ
呑
(
の
)
む、という筆法で、
蜂須賀小六
(
はちすかころく
)
の一族をも、その
伝
(
でん
)
で利用した秀吉が、呂宋兵衛に目をつけたのもとうぜんである。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
田舎言葉
(
ゐなかことば
)
には
古言
(
こげん
)
のまゝをいひつたへてむかしをしのぶもあれど、
言
(
こと
)
の
清濁
(
せいだく
)
をとりちがへて物の名などのかはれるも多し。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「しかしこゝは大きいですから、
清濁
(
せいだく
)
併せ飲むって具合で、首なんてことは滅多にありません」
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
と低い声で
細々
(
こまごま
)
と教えてくれた。若崎は
唖然
(
あぜん
)
として驚いた。徳川期にはなるほどすべてこういう調子の事が行われたのだなと
暁
(
さと
)
って、今更ながら世の
清濁
(
せいだく
)
の上に思を
馳
(
は
)
せて
感悟
(
かんご
)
した。
鵞鳥
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
その音の
清濁
(
せいだく
)
をしらべるのが一番確かな方法とされ、明治の末頃まで
專
(
もつぱ
)
ら硬貨の流通してゐた頃は、東京の店にも、砥石を据ゑて、五十錢銀貨を一つ/\叩いてから受取る店があつたものです。
銭形平次捕物控:274 贋金
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
江戸の
禄
(
ろく
)
を
食
(
は
)
んだ家に生まれた江戸の武士、このきずなをどうしよう! いや、それはもう、
清濁
(
せいだく
)
の時流を超え、
世潮
(
せちょう
)
の
向背
(
こうはい
)
をも超えてどうにもならない性格にまでなっている
鳴門秘帖:05 剣山の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大きく世の変動しているときは特に
清濁
(
せいだく
)
の
飛沫
(
しぶき
)
もはげしい。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“清濁”の解説
清濁(せいだく)とは、伝統的な音韻学上、声母(音節頭子音)が無声音・有声音、無気音・有気音・それ以外のいずれであるかを表す用語である。
日本語の仮名や朝鮮語のハングルの分類にも用いられることがあった。現在の日本語の清濁については清音・濁音を参照。
(出典:Wikipedia)
清
常用漢字
小4
部首:⽔
11画
濁
常用漢字
中学
部首:⽔
16画
“清”で始まる語句
清
清々
清水
清浄
清冽
清楚
清潔
清元
清洲
清明