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淡路島
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あわじしま
ふりがな文庫
“
淡路島
(
あわじしま
)” の例文
さてこそとにわかに元気つきて窓を
覗
(
のぞ
)
きたれど月なき空に
淡路島
(
あわじしま
)
も見え分かず。再びとろ/\として覚むれば船は既に港内に入って窓外にきらめく舷燈の赤き青き。
東上記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
そして、
淡路島
(
あわじしま
)
の東海岸ぞいに、大阪湾の出口のほうへでていったが、やがて淡路の島影から、意味ありげに
明滅
(
めいめつ
)
する
灯火
(
あかり
)
をみると、しだいにその上空へすすんでいった。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
淡路島
(
あわじしま
)
でシロトアゲというのもまたそれで、正月にこれを製して神棚や仏壇に、
檞
(
かしわ
)
の葉をもって注ぎかける。
能登
(
のと
)
の
穴水
(
あなみず
)
地方では是を人根(ニンゴン?)と謂うそうである。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
みんなその船に「
枯野
(
からぬ
)
」という名前をつけました。そして朝晩それに乗って、
淡路島
(
あわじしま
)
のわき出るきれいな水をくんで来ては、それを
宮中
(
きゅうちゅう
)
のお
召
(
め
)
し料にさしあげておりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
私はここで
淡路島
(
あわじしま
)
に立寄ることにしたく思います。今は兵庫県に属します。この島の名に因んだ言葉としては「
淡路結
(
あわじむすび
)
」とか「
淡路半紙
(
あわじばんし
)
」とか「
淡路焼
(
あわじやき
)
」とかを想い起します。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
▼ もっと見る
が、僕は今より十層倍も安っぽく母が僕を生んでくれた事を切望して
已
(
や
)
まないのです。
白帆
(
しらほ
)
が雲のごとく
簇
(
むらが
)
って
淡路島
(
あわじしま
)
の前を通ります。反対の側の松山の上に
人丸
(
ひとまる
)
の
社
(
やしろ
)
があるそうです。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
淡路島
(
あわじしま
)
を見に行くとおっしゃって皇后のお手前をおつくろいになり、いったんその島へいらしったうえ、そこから、
黒媛
(
くろひめ
)
をたずねて、こっそり
吉備
(
きび
)
まで、おくだりになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
戸倉老人はその後、
海岸通
(
かいがんどお
)
りの店を売りはらって、思いでの
淡路島
(
あわじしま
)
を眼のまえに見る、
明石
(
あかし
)
の丘に一軒の家を建てた。そして、いまでは草花を作りながら、静かに余生を送っている。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
日本の伊豆の大島よりは大きいが、
淡路島
(
あわじしま
)
よりは小さいくらいだ。豆粒みたいな小さい星だ。そしていまだに宇宙をふらふら迷子になってとびまわっているという、きみょうな星なのさ
宇宙の迷子
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
まずいちばんさきに
淡路島
(
あわじしま
)
をおこしらえになり、それから
伊予
(
いよ
)
、
讃岐
(
さぬき
)
、
阿波
(
あわ
)
、
土佐
(
とさ
)
とつづいた四国の島と、そのつぎには
隠岐
(
おき
)
の島、それから、そのじぶん
筑紫
(
つくし
)
といった今の九州と、
壱岐
(
いき
)
、
対島
(
つしま
)
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
淡路島
(
あわじしま
)
の中央部、
人里
(
ひとざと
)
はなれた山岳地帯のおくに、ヘクザ館という建物がある。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“淡路島”の解説
淡路島(あわじしま)は、瀬戸内海東部に位置する島。日本国内では島としては主要4島を含め11番目に面積が大きく、瀬戸内海では最大面積の島で、人口は約12万人。令制国の淡路国の主要国域を占める。近畿地方の兵庫県に属し、現在は北から淡路市・洲本市・南あわじ市の3市で区分される。日本神話の国産みの島としても知られる。
(出典:Wikipedia)
淡
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
路
常用漢字
小3
部首:⾜
13画
島
常用漢字
小3
部首:⼭
10画
“淡路”で始まる語句
淡路
淡路町
淡路守
淡路国
淡路流
淡路君
淡路坂
淡路結
淡路焼
淡路宮