わだ)” の例文
古歌に「わだの底奥津いくり」などと詠んだいくりが、これに言うクリと同原であることは、すでに認められている。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
千代へぬるふみもしるさずわだつ國の守りの道は我ひとり見き 林子平
愛国百人一首評釈 (旧字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
わだなかに夕餐の銅鑼どらのひびくとき火星は赤くあらはれにけり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
わだみやいまかもしづ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
わだなかに音耀かがやけり夜はふけてしんしんと進む生物いきもの高麗丸こままる
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
おほわだつみの浪の色。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)