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海馬
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かいば
ふりがな文庫
“
海馬
(
かいば
)” の例文
海馬
(
かいば
)
の噴水の横から道を
斜
(
はす
)
に
行
(
ゆ
)
くともう白に赤の細い
縁
(
ふち
)
を取つたリラの
店前
(
テラス
)
の張出した
日覆
(
ひおほひ
)
が、目の前でぱたぱた風に動いて居ました。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
それは
海馬
(
かいば
)
などと言うべきものではあるまい。海馬は普通にあしかと唱えて、その四足は水掻きになっているのであるから、むやみに陸上を徘徊する筈がない。
馬妖記
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
描
(
か
)
く 地奈多の湯海に鄰れど人の世に近き処と思はずに浴ぶ
海女
(
あま
)
少女
(
をとめ
)
海馬
(
かいば
)
めかしき若人も足附の湯に月仰ぐらん 唯二人岩湯通ひの若者の過ぎたる後の浜の夜の月 などがある。
晶子鑑賞
(新字旧仮名)
/
平野万里
(著)
安産のまじないに要るとか言って、
子安貝
(
こやすがい
)
、
海馬
(
かいば
)
、
松茸
(
まつたけ
)
の石づき、何の事やら、わけのわからぬものを四方八方に使いを走らせて取寄せ、つくづく金持の
大袈裟
(
おおげさ
)
な騒ぎ方にあいそがつきました。
新釈諸国噺
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
「
鳥
(
とり
)
なもんか、
海馬
(
かいば
)
か、オットセイだろう。」
幽霊船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
白い波の中を
海馬
(
かいば
)
が泳いでる様に。
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
併
(
しか
)
し
木立
(
こだち
)
の間などから
稍
(
やゝ
)
遠く離れて見渡す大噴水こそ美であるが、近く寄つて
女体
(
ぢよたい
)
の人魚や
海馬
(
かいば
)
などの口から吐き出す形を見るのは決して懐かしい物で無いと想つて居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
「
多々良
(
たたら
)
川に
海馬
(
かいば
)
が出るそうだ。」
馬妖記
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
“海”で始まる語句
海
海岸
海嘯
海鼠
海苔
海老
海月
海原
海辺
海人