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氷川
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ひかは
ふりがな文庫
“
氷川
(
ひかは
)” の例文
よほど後に何時か江戸川亂歩氏に聞いたら、「僕の妻も
氷川
(
ひかは
)
のはうまで些細な炭を買ひに行つたもんだよ」といふんです。
折々の記
(旧字旧仮名)
/
吉川英治
(著)
噫
(
あゝ
)
此行
(
このかう
)
、
氷川
(
ひかは
)
の
宮
(
みや
)
を
拜
(
はい
)
するより、
谷中
(
やなか
)
を
過
(
す
)
ぎ、
根岸
(
ねぎし
)
を
歩行
(
ある
)
き、
土手
(
どて
)
より
今戸
(
いまど
)
に
出
(
い
)
で、
向島
(
むかうじま
)
に
至
(
いた
)
り、
淺草
(
あさくさ
)
を
經
(
へ
)
て
歸
(
かへ
)
る。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
目をさますことは
氷川
(
ひかは
)
の方にゐた時は一番烈しかつたと思はれたが、この頃では、またその習慣が囘復して來て、夢に見た母の姿を、枕もとに起きあがつてまでも見まはす樣子をする。
泡鳴五部作:02 毒薬を飲む女
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
義雄はその他の三分の一を以つて、お鳥と共に、
氷川
(
ひかは
)
の森かげに於いて、新年を籠城したのであつた。けれども千代子はなほ自分へ義雄の愛が返ると思つてゐるのか、かう云つて叫んだ——
泡鳴五部作:02 毒薬を飲む女
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
今
(
いま
)
は
然
(
さ
)
る
憂慮
(
きづかひ
)
なし。
大塚
(
おほつか
)
より
氷川
(
ひかは
)
へ
下
(
お
)
りる、たら/\
坂
(
ざか
)
は、
恰
(
あたか
)
も
芳野世經氏宅
(
よしのせいけいしたく
)
の
門
(
もん
)
について
曲
(
まが
)
る、
昔
(
むかし
)
は
辻斬
(
つじぎり
)
ありたり。こゝに
幽靈坂
(
いうれいざか
)
、
猫又坂
(
ねこまたざか
)
、くらがり
坂
(
ざか
)
など
謂
(
い
)
ふあり、
好事
(
かうず
)
の
士
(
し
)
は
尋
(
たづ
)
ぬべし。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“氷川”の解説
氷川(ひかわ)は、熊本県南部を流れる氷川水系の本流で、二級河川である。
(出典:Wikipedia)
氷
常用漢字
小3
部首:⽔
5画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“氷川”で始まる語句
氷川町
氷川神社
氷川下
氷川社
氷川大明神