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気遣
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きづけえ
ふりがな文庫
“
気遣
(
きづけえ
)” の例文
旧字:
氣遣
伊「己もまさか惚れる
気遣
(
きづけえ
)
は有るめえと思うが、これッ切り来られねえもんだから、ツイちん/\を起して、無理な事を云ったのよ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
兄弟分
(
きょうだいぶん
)
になれば
善
(
い
)
い悪いを
明
(
あか
)
しあうのが兄弟分だ、
兄分
(
あにぶん
)
の己の口から縛らせる
気遣
(
きづけえ
)
ねえ、殺したから殺したと云えと云うに
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
多「送らねえでも宜えたって、村の
者
(
もん
)
と己とは違う、己はあんた十四の時から側にいるので、
何所
(
どこ
)
まで送っても村の
者
(
もの
)
は兎や角云う
気遣
(
きづけえ
)
ねえから送り申しますよ」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
実は
此処
(
こゝ
)
に百両持ってるが、これはお
前
(
めえ
)
のを
奪
(
と
)
ったんじゃアねえぜ、己は
斯
(
こ
)
んな
嬶
(
かゝあ
)
の着物を着て歩く
位
(
くれえ
)
の貧乏
世帯
(
じょてえ
)
の者が百両なんてえ
大金
(
てえきん
)
を持ってる
気遣
(
きづけえ
)
はねえけれど
文七元結
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
圓「これ青や、どうしたゞ、これ
後
(
あと
)
へ
退
(
しや
)
るか足でもどうか成ってるか、痛む
気遣
(
きづけえ
)
はねえが、多助の
母様
(
かゝさま
)
は
喧
(
やか
)
ましい人だから早く往ってやれ、青どうした、
汝
(
われ
)
塩梅
(
あんべい
)
でも悪いか」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
其処
(
そこ
)
は
江戸子
(
えどこ
)
だからのう、兄弟分の固めを仕なければならねえが、おいお
前
(
めえ
)
田舎は堅えから、己の弟分だと云えば、
何様
(
どんな
)
間違
(
まちげえ
)
が有ったってもお前他人にけじめを食う
気遣
(
きづけえ
)
ねえ
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何うしたって嬢様が逃げ出す
気遣
(
きづけえ
)
はねえだ、逃げなけりゃア殺されることもねえだ、それを知って居ながら黙ってゝ、嬢様が逃出してから殺されゝば、汝が殺したも同じ
事
(
こん
)
だぞ
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
この雪じゃアとても尋ねて
往
(
ゆ
)
くことは出来ねえだ、
雪解
(
ゆきと
)
けまで待たざアなりますめえ、幸いお女中が無事で居なさりゃア、此の辺に居る
気遣
(
きづけえ
)
は
無
(
ね
)
えね、越後か上州へ連れて
往
(
い
)
かれたに
違
(
ちげ
)
えねえだ
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“気遣”で始まる語句
気遣無之