気立きだ)” の例文
旧字:氣立
弓馬きゅうばみちれる、武張ぶばったひとではございましたが、八十人力にんりきなどというのはうそでございます。気立きだても存外ぞんがいさしかったひとで……。
こういわれると、ごろ気立きだてのやさしいおたけは、自分じぶんのできることは、どんなことでも、してやらなければならぬという気持きもちになるのでした。
だまされた娘とちょうの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おとうとほうたいそう気立きだてがやさしくて、にいさんおもいでしたから、山へっておいもってると、きっといちばんおいしそうなところを、にいさんにべさせて
物のいわれ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)