“殺鼠剤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さっそざい80.0%
ねずみとり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これを考えることなくしては殺鼠剤さっそざい・駆鼠薬を売る者は、物売りとしては怜悧れいりであったかも知れぬが、少なくとも憂国の志士ではなかった。
殺鼠剤さっそざいがいちばん有効だという事は聞いていたが、子供の多いわが家では万一の過失を恐れて従来用いた事はなかった。
ねずみと猫 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
ついこの頃よく江戸の市中に売りに来るようになった『石見銀山鼠いわみぎんざんねずみとり』……石見国邇摩郡いわみのくににまのこおりの石見銀山の礜石よせきからつくった殺鼠剤ねずみとり、これがひとの口にはいると
顎十郎捕物帳:05 ねずみ (新字新仮名) / 久生十蘭(著)