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殺鼠剤
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さっそざい
ふりがな文庫
“
殺鼠剤
(
さっそざい
)” の例文
これを考えることなくしては
殺鼠剤
(
さっそざい
)
・駆鼠薬を売る者は、物売りとしては
怜悧
(
れいり
)
であったかも知れぬが、少なくとも憂国の志士ではなかった。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
殺鼠剤
(
さっそざい
)
がいちばん有効だという事は聞いていたが、子供の多いわが家では万一の過失を恐れて従来用いた事はなかった。
ねずみと猫
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
浜田の娘おえいは猫
入
(
い
)
らずといふ
殺鼠剤
(
さっそざい
)
を服して最後を遂げたりしより無分別の若き男女思案に余ることあれば今にこの薬を
購
(
あがな
)
ふもの絶えやらずといふ。猫入らずは即むかしの
石見銀山
(
いわみぎんざん
)
なり。
桑中喜語
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
五郎吉の家族は
殺鼠剤
(
さっそざい
)
をのんだのであった。いわみ銀山しかじかの鼠取りといわれるもので、夫婦はどうやら助かるもようだが、末子のいちは死に、登がいってみたときは、他の三児も重態であった。
赤ひげ診療譚:06 鶯ばか
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
“殺鼠剤”の解説
殺鼠剤(さっそざい)とは、ネズミを駆除する目的で作られた薬剤である。通常は毒餌の形で投与するが、ほかに、粉剤を巣に吹き込んで全滅させる方法がある。農地・山林・貯穀倉庫で、農作物に加害するノネズミを駆除するための製剤は農薬として、家庭や事業所でイエネズミを駆除するための製剤は防除用医薬部外品として扱われる。後者のうち、畜舎やその周辺で使用されるものは、動物用医薬部外品として扱われる。
(出典:Wikipedia)
殺
常用漢字
小5
部首:⽎
10画
鼠
漢検準1級
部首:⿏
13画
剤
常用漢字
中学
部首:⼑
10画
“殺”で始まる語句
殺
殺戮
殺生
殺害
殺伐
殺人
殺到
殺風景
殺生石
殺気