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しさう
ふりがな文庫
“
死相
(
しさう
)” の例文
十一年の正月、ふと僕に会ひて「
死相
(
しさう
)
がある」と言ひし人ありしが、まことにそんな顔をしてをりしなるべし。
病中雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
近所
(
きんじよ
)
の
女房等
(
にようばうら
)
は一
反
(
たん
)
の
晒木綿
(
さらしもめん
)
を
半分
(
はんぶん
)
切
(
きつ
)
てそれで
形
(
かた
)
ばかりの
短
(
みじか
)
い
經帷子
(
きやうかたびら
)
と
死相
(
しさう
)
を
隱
(
かく
)
す
頭巾
(
づきん
)
とふんごみとを
縫
(
ぬ
)
つてそれを
着
(
き
)
せた。ふんごみは
只
(
たゞ
)
三
角
(
かく
)
にして
足袋
(
たび
)
の
代
(
かはり
)
に
爪先
(
つまさき
)
へ
穿
(
は
)
かせるのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
あゝ
死相
(
しさう
)
——
刹那
(
せつな
)
よ黒く
如是
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
“死相”の意味
《名詞》
死に顔。
死が迫っていることを示す顔つき。
(出典:Wiktionary)
“死相”の解説
死相(しそう)とは、
死に近づいた時の相、顔つきのこと。
死んだ後、つまり死者の顔つき、死に顔のこと。
(出典:Wikipedia)
死
常用漢字
小3
部首:⽍
6画
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
“死”で始まる語句
死
死骸
死人
死屍
死際
死霊
死去
死亡
死様
死別