“歸宅(かへり)” の例文
新字:帰宅
春(はる)ならで芳之助(よしのすけ)の歸宅(かへり)の遲(おそ)さよ好(よ)き客(きやく)ありて遠(とほ)くまで行(ゆ)きたるにやそれにしても最(も)う歸(かへ)りさうなもの日沒(ひぐれ)まへに一度(いちど)づゝ樣子見(やうすみ)に戻(もど)るが常(つね)なるを
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
今(いま)の世(よ)の女子教育(ぢよしきよういく)を賛成(さんせい)といひがたき心(こヽろ)よりお園(その)にも學校(がくかう)がよひ爲(さ)せたくなく、廻(まわ)り路(みち)でもなき歸宅(かへり)がけの一時間(じかん)を此家(こヽ)に寄(よ)りては讀書(どくしよ)算術(さんじゆつ)、思(おも)ふやうに教(をし)へて見(み)れば記憶(きおく)もよく分(わか)りも早(はや)く
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)