棒杭ばうぐひ)” の例文
一廻ひとまはりくるりとにまはつて前足まへあしをついて、棒杭ばうぐひうへつて、お天気てんきるのであらう、仰向あをむいてそらた。れるといまにくよ。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
其時そのときぢいさんがそのまんまで控綱ひかへづな其処そことこ棒杭ばうぐひしばりツぱなしにしてさるをうつちやつてかうとしたので、とも女中ぢよちうくちして、うするつもりだつていた。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)