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春景色
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はるげしき
ふりがな文庫
“
春景色
(
はるげしき
)” の例文
のみならず
友染
(
ゆうぜん
)
とか、
繻珍
(
しゅちん
)
とか、ぱっとした色気のものに包まっているから、横から見ても縦から見ても
派出
(
はで
)
である立派である、
春景色
(
はるげしき
)
である。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
なんといふことのない
變
(
かは
)
つた
點
(
てん
)
もない
草
(
くさ
)
の
花
(
はな
)
、この
咲
(
さ
)
いてゐる
野
(
の
)
の
春景色
(
はるげしき
)
、とぱっと
廣
(
ひろ
)
い
樣子
(
やうす
)
を
現
(
あらは
)
して
來
(
き
)
て、
下
(
しも
)
の
句
(
く
)
で、
自分
(
じぶん
)
はどこにをつて、
何
(
なに
)
をしてゐるかといふことを
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
貧しい
本所
(
ほんじよ
)
の一
区
(
く
)
が
此処
(
こゝ
)
に
尽
(
つ
)
きて
板橋
(
いたばし
)
のかゝつた
川向
(
かはむか
)
うには
野草
(
のぐさ
)
に
蔽
(
おほ
)
はれた
土手
(
どて
)
を越して、
亀井戸村
(
かめゐどむら
)
の
畠
(
はたけ
)
と
木立
(
こだち
)
とが美しい田園の
春景色
(
はるげしき
)
をひろげて見せた。
蘿月
(
らげつ
)
は踏み
止
(
とゞま
)
つて
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
これは
遠方
(
えんぽう
)
に
立
(
た
)
つてゐる
柳
(
やなぎ
)
の
木
(
き
)
の、いかにも
春景色
(
はるげしき
)
になつて
行
(
ゆ
)
く
色
(
いろ
)
あひがそれである。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
春
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
景
常用漢字
小4
部首:⽇
12画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“春景色”で始まる語句
春景色梅由兵衛