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早打肩
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はやうちかた
ふりがな文庫
“
早打肩
(
はやうちかた
)” の例文
まア、
卒中
(
そっちゅう
)
か、
早打肩
(
はやうちかた
)
。……あの通りの大酒くらいですから、さもありそうな往生。……あッという間もなく、自分でも気のつかねえうちに死んじまったろうてんです。
顎十郎捕物帳:06 三人目
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
小
(
ちひ
)
さい
時
(
とき
)
祖父
(
ぢゞい
)
から
聞
(
き
)
いた
話
(
はなし
)
に、ある
侍
(
さむらひ
)
が
馬
(
うま
)
に
乘
(
の
)
つて
何處
(
どこ
)
かへ
行
(
ゆ
)
く
途中
(
とちゆう
)
で、
急
(
きふ
)
に
此
(
この
)
早打肩
(
はやうちかた
)
に
冒
(
をか
)
されたので、すぐ
馬
(
うま
)
から
飛
(
と
)
んで
下
(
お
)
りて、
忽
(
たちま
)
ち
小柄
(
こづか
)
を
拔
(
ぬ
)
くや
否
(
いな
)
や、
肩先
(
かたさき
)
を
切
(
き
)
つて
血
(
ち
)
を
出
(
だ
)
したため
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
小さい時
祖父
(
じじい
)
から聞いた話に、ある
侍
(
さむらい
)
が馬に乗ってどこかへ行く途中で、急にこの
早打肩
(
はやうちかた
)
に
冒
(
おか
)
されたので、すぐ馬から飛んで下りて、たちまち
小柄
(
こづか
)
を抜くや
否
(
いな
)
や、肩先を切って血を出したため
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
宗助は昔の言葉で
早打肩
(
はやうちかた
)
というのを覚えていた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
昔
(
むかし
)
の
言葉
(
ことば
)
で
早打肩
(
はやうちかた
)
といふのを
覺
(
おぼ
)
えてゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
早
常用漢字
小1
部首:⽇
6画
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
肩
常用漢字
中学
部首:⾁
8画
“早打”で始まる語句
早打
早打駕
早打状
早打振
早打扮装