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斷
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ちぎ
ふりがな文庫
“
斷
(
ちぎ
)” の例文
新字:
断
と、巨人は其
被
(
き
)
て居る金色の雲を
斷
(
ちぎ
)
り斷つて、昔ツオイスの神が身を
化
(
け
)
した樣な、黄金の雨を二人の上に降らせ始めた。
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
げにおん身の
衣
(
きぬ
)
は
綻
(
ほころ
)
びたりといへば、ジエンナロ手もてその破れたる處を
摘
(
つま
)
み、この端の
斷
(
ちぎ
)
れたるは
棘
(
いばら
)
にかゝりて跡に殘りぬ、われは直ちに心附きぬれど、
奈何
(
いかん
)
ともすること能はざりき
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
赤く
金
(
きん
)
をかすつた
斷
(
ちぎ
)
れ雲が
太陽の子
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
虚空
(
みそら
)
飛
(
と
)
ぶ
斷
(
ちぎ
)
れの
細葉
(
ほそば
)
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
黒い
蝶
(
チユウツケ
)
の
斷
(
ちぎ
)
れた
翅
(
つばさ
)
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
村役場と駐在所が
中央
(
なか
)
程に向合つてゐて、役場の隣が作右衞門店、萬荒物から酢醤油石油莨、罎詰の酒もあれば、前掛半襟にする布帛もある。箸で
斷
(
ちぎ
)
れぬ程堅い豆腐も賣る。
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
纔
(
ともづな
)
を解きてカプリに向ふ程に、天を覆ひたりし紗は次第に
斷
(
ちぎ
)
れて輕雲となり、大氣は見渡す限澄み透りて、水面には一波の起るをだに認めず。美しきアマルフイイは巖のあなたに隱れぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
斷
部首:⽄
18画
“斷”を含む語句
斷念
斷崖
斷然
斷片
寸斷
斷々
斷言
獨斷
斷乎
間斷
斷續
斷間
斷絶
斷割
斷水
斷髮
縱斷
引斷
横斷
裁斷
...