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收入
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みいり
ふりがな文庫
“
收入
(
みいり
)” の例文
新字:
収入
「でも、人助けのために思ひ切つて申上げませう。私はもう此處から引揚げて、もう少し
收入
(
みいり
)
のある四宿の何處かへ行き度いと思つて居りますから」
銭形平次捕物控:174 髷切り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
うしろは五萬坪もある深い藪になつてゐて、筍や竹材で一年三千圓くらゐ
收入
(
みいり
)
があるとおばさんが云つた。群る竹幹の間に、高啼きを續けてゐるひよどりの聲が鋭どかつた。
京洛日記
(旧字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
彼等
(
かれら
)
は
自分
(
じぶん
)
で
田畑
(
たはた
)
が
忙
(
いそが
)
しい
時
(
とき
)
にも
其
(
そ
)
の
日
(
ひ
)
に
追
(
おは
)
れる
食料
(
しよくれう
)
を
求
(
もとめ
)
る
爲
(
ため
)
に
比較的
(
ひかくてき
)
收入
(
みいり
)
のいゝ
日傭
(
ひよう
)
に
行
(
ゆ
)
く。
百姓
(
ひやくしやう
)
といへば
什麽
(
どんな
)
に
愚昧
(
ぐまい
)
でも
凡
(
すべ
)
ての
作物
(
さくもつ
)
を
耕作
(
かうさく
)
する
季節
(
きせつ
)
を
知
(
し
)
らないことはない。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
私が幸ひ獨身者には少し餘る位
收入
(
みいり
)
があるので、先方の路を
乘越
(
のつこ
)
して先へ出て見たのだ。
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
又
(
また
)
其
(
そ
)
の
方
(
はう
)
が
收入
(
みいり
)
も
多
(
おほ
)
い
筈
(
はず
)
ではないか。
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
「死んだ主人がやかましくて、妾とふざけながらも、毎日の帳尻は見たといふくらゐだから、思ひの外奉公人達には
收入
(
みいり
)
がなかつたのかも知れない」
銭形平次捕物控:290 影法師
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
收
部首:⽁
6画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“收入”で始まる語句
收入以上