撫着なでつ)” の例文
「何にも言わないで、いきなりかじりつきたかったんだけれど、澄し返って、悠々と髪を撫着なでつけたりなんかして。」
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「そんな邪険な撫着なでつけようがあるもんですか、私が分けて上げますからお待ちなさい。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
き、しまくと、元船もとぶね乘棄のりすてて、魔國まこくとこゝを覺悟かくごして、死裝束しにしやうぞくに、かみ撫着なでつけ、衣類いるゐ着換きかへ、羽織はおりて、ひもむすんで、てん/″\が一腰ひとこしづゝたしなみの脇差わきざしをさして上陸あがつたけれど
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
元船もとぶね乗棄のりすてて、魔国まこくとこゝを覚悟して、死装束しにしょうぞくに、髪を撫着なでつけ、衣類を着換きかへ、羽織を着て、ひもを結んで、てん/″\が一腰ひとこしづゝたしなみの脇差わきざしをさして上陸あがつたけれど、うえかつゑた上、毒に当つて
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)