“乗棄”の読み方と例文
旧字:乘棄
読み方割合
のりす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたし途中とちう宿やどちかくで自動車じどうしや乗棄のりすてた。そしてI宿やどつた。I洋服姿ようふくすがたひとりでゐた。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
元船もとぶね乗棄のりすてて、魔国まこくとこゝを覚悟して、死装束しにしょうぞくに、髪を撫着なでつけ、衣類を着換きかへ、羽織を着て、ひもを結んで、てん/″\が一腰ひとこしづゝたしなみの脇差わきざしをさして上陸あがつたけれど、うえかつゑた上、毒に当つて
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)